昔は分解魔、今じゃ電子工作魔の変わった女子大生。 西餅『ハルロック』第1巻

読み切りと第1話をモアイで読んで「面白そうだ」と思ったのですが、大正解でした。モアイ(モーニング・アフタヌーン・イブニングの合同Webコミックサイトが「モアイ」なので)はホントに尖っている漫画が多いなぁ。

向坂晴、19歳。女子大生。趣味は電子工作。幼少の頃は分解魔で回覧板に「ドライバーを貸与しないでください」と注意喚起されてしまうほど。そして高校の頃に電子工作部に入ったのがきっかけで電子工作を始める。

時は流れ、大学に入っても晴はキャンパスライフを楽しむどころか、放課後は秋葉原のジャンクショップ巡りをする根っからの電子工作マニアに。その上、ゴキブリにビビった末に額を2針縫う怪我を負い、前髪で怪我の跡を隠すという始末。だけど電子工作の腕は確かなもの。

そのおかげで家にある古い電化製品は自分で直すわ(それで電化製品を買い換えようと思う母親を唖然とさせる)、見かねた父親が母親のために新しくホームベーカリーを買ったと思ったら、晴の手にかかってしまうと生ごみ処理機に早変わり(お陰で母親のイライラ度MAXで怒り爆発)。

極めつけはtwitterのデータをクロールしてぼっちの人を探す「ぼっち・ザ・LED」。RasberryPIとArduinoMEGAを合わせ技で使ってます。解説文むっちゃ長っ!!

第1巻のラストからストーカー真っ青の男子高校生も出てくるけど、ラブコメはこの漫画の本流にあらず。この漫画は飽くまで電子工作を楽しむ漫画です。第2巻からは晴の変人ぶり(?)が更にエスカレートしそうな予感。だけどそれが逆に素晴らしいです。気になる人は連載もチェックすべし。

自分、ガキの頃に何か一つ夢中になれるものがあればよかったなぁ……。将棋もやってたけど長く続かなかったなぁ。

ハルロック(1) (モーニング KC)
西餅
講談社 (2014-07-23)