親の話を聴くのも親孝行 押切蓮介『HaHa』

押切先生と来ればハイスコアガールのイメージが強かったけど、本当にここまで私小説的な漫画を描くとは! ホントに買ってよかった!

父は警察署の署長で、母は下関の割烹旅館の女将。その二人の娘として生を受けたが、両親の生き様を見ては反発を覚え、18になった時点でヤクザと平気で喧嘩をする不良少女に。高校卒業子は親に反発して見せかけの自立をするが出戻り。そして家族に不幸が襲い、ついには生家までも失い――。

現在(1997年)と昭和(1960年代)が何度も交じり合い、母が昔話を語るときは自身も若返るのは実に良かった。あのやんちゃだった母が居たからこそ、押切先生が漫画家として大成し、窮地に追い込まれながらも、漫画家として母親のことをきっちり描き通すことができたのかと思うと……。押切先生、ホントに良い母親を持ったよ……。

ラストではそんな押切先生最大の窮地となった著作権問題の時の話が出てきています。やんちゃだった母親に背中を押され、そして母の自伝をまとめ上げる事ができたと思うと……。うちも母親と何かと反発しがちだけど、親が生きている間はきっちり親孝行しよう。こないだもいろいろと迷惑かけたし……。

漫画

Posted by 蒼月未来