げんしけん二代目第92話『魔弾ノ射手』

再来月号の重大発表ってまさかアニメ化じゃないだろうか? でも、あんだけの暴力描写盛りだくさんの原作をどうやってアニメにするんだろうか心配です。ヘタしたらハリウッドでの実写映画化……って、ないかな(をい。

あ、げんしけんのことではなくてヴィンランド・サガのことです。奴隷編もいよいよ来月で終了。本当に長かった……。

一方、先月のラストで恵子の前で転倒、右手を再び骨折した斑目さん。

アンジェラから逃げようとして自損事故を起こしたので自業自得に思えなくもないが、それがとんでもないことになろうとは!

今回はアニメの最終回に合わせてお風呂回。一方でクライマックスを予感させる出来事がひしひしと。

さて、いつもの様にここから先はネタバレ防止のために格納します。

恵子の本音

骨折した斑目さんは朽木と一緒に病院に向かった。そこに田中に久我山も一緒についていくことに。

クッチー含む3人が呆気無くフェードアウトする一方で、高坂達は『東京・お台場 大江戸温泉物語』で話し合いの場を持つことになった。

高坂が率先して指示を出しているのは意外だった。社会人1年目にして、職場(プシュケ)で率先して指示出ししているんじゃないだろうか? なにせプログラマーが逃げたところだし。

高坂から「咲ちゃんは恵子ちゃんもアヤシイって言ってるから それも一緒に訊いてみてくれる?」と言われた荻上会長だったが、恵子に言い寄られた末にすべてを白状する。

アンジェラは無反応な一方で、自分の気持を持て余しているスーは「オギウエチカハミーノヨメ――――!!!!」と叫んだ末に暴れて、本音を聞き出すことが出来ず。

スーは荻上会長を尊敬している以上、それを言われるのはショックなんだろうなぁ……ってかスーって年いくつなんだろ? アニメのOPではビールジョッキ2本持ってたような……。

波戸は自分が斑目さんのことが好きだということを認めた。

今回のことで頭を冷やすために、お正月は新潟の実家に戻るとのこと。新潟には兄嫁となる神永先輩と今野がいるけど、高校時代の同級生になんて言われるのか不安。

一方で、波戸の後ろには810ちゃんと暴走810ちゃんが……。波戸はどうなるかまだわからないな。

そして恵子が斑目さんのことを好きだと話すと、

「あんなのにモテ期とか マジムカつくしィー
 ………… そーだなー
 そいつら(筆者注:アンジェラ、スー、波戸)全員に振られて
 泣いて頼まれたら考えなくもねーけど」

と、恵子も斑目のことを気にしている様子。

ただ、恵子が斑目を仕向けて告白させて失意に追い込み、その上で自分が分捕ろうと思っていたのは百も承知。

冬コミの前に斑目さんに対して店に来るように言い寄ったが、恐らく「邪魔者(咲さん)がいなくなった以上は自分がぶんどるチャンスだ」と思っているだろう。

人の心をもてあそぶ嫌な女だな、恵子は……。

しかも恵子はアンジェラにも噛み付いた。

「……あ でも どーかな……
 その金髪のデッカイ方はぁ マジちょっと違うんじゃね? ――って思うわぁ」

目の前での宣戦布告。この一言には、夏コミではガッツリ攻めまくったアンジェラもタダでは黙っていられなかった。

――――あら偶然ね
 私もあなたは マダラメにふさわしくないと思ったの!

一触即発になったところで、降り続いた雨が止み、一行は風呂から上がることに。

恵子がアンジェラと斑目さんがくっつくのが気に食わず、アンジェラも恵子と斑目さんがくっつくのが気に食わない。対立軸が出来上がってしまったじゃないか。

まさしく日米の斑目をめぐる戦争勃発。つっても笹原妹がアンジェラに適うかというと、ボディスペックでは負けている。一方で恵子は人生経験がある。だけどもどっちと付き合っても待っているのは捨てられる運命。アンジェラしかり、恵子しかり。

斑目さんにとっては一番の選択肢だった咲さんとの恋が潰えた今、こうなっては「逃げる」ことしかないのか? と思うが、そんな時に助け舟が出てこようとは誰が思ったか。まだまだ続くよ。

スーの本領発揮!

風呂から上がった一行は遊び処に向かった。

否定するスー、認めて今後のことを考える波戸。そしてもう一方の二人は……屋台周りをして勝ったほうが斑目の部屋に行くという賭けをしていた。

恵子はアンジェラを斑目の部屋に入れたくないと吐かすわ、アンジェラはアンジェラで……。ただ、それを面白いと言ってのける高坂も高坂だよなぁ。

しかし、ここで沈黙を保っていたスーが本領発揮!

有象無象ノ区別無ク 私ノ弾道ハ許シハシナイワ

今回のサブタイの通りにスーが魔眼の射手となり、射的、手裏剣、吹き矢、輪投げ、ボール投げ、金魚すくい全てで他の二人を圧倒し、見事に遊び処のすべての出し物で高記録を出した。

スーはクッチーに掌底をかましたり、黒帯の波戸をノックアウトさせたりと、見た目と違って運動神経が良いのだが、それ以上に動体視力と反射神経も他を寄せ付けなかった。なんという恐ろしい子!

その結果スーが斑目の部屋に行くことに決まるも嫌がるが、首振りがどう見てもデンプシーロールです。

そしてアンジェラ達が盛り上がる一方で、さみしげな表情を浮かべる矢島が。

「……私は 波戸が生きたいように生きられれば それでいいんだ……」

矢島さんは波戸のことが好きだけど、それをあまり言い出す事ができないままだった。このままだと高校時代の二の舞になりそうな予感がするけど、それも矢島さんらしいといえば、なぁ……。

思惑、爆発!

どことなく本気じゃないアンジェラ。斑目をからかっているように見える恵子。否定しながらもきちっとやるときはやるスー。そして、自分の気持ちを認め、気持ちに整理をつける波戸。

波戸は妄想が現実を蝕み始めて、取り返しの付かないところまで来ている。

だけど冷静になって考えることが出来るならば、まだ大丈夫だろう。なにせ新潟には波戸を今でも想っている今野が居るんだから。

アンジェラは今までのセリフなどから(当然ながらアニメ化されてない4コマも含めて)、斑目さんが気づいている通りに遊んでいる感じがする。

一方の恵子は斑目さんに名刺を渡したり、店に誘おうとしているところから、自分と同じように斑目さんを徹底的に痛めつけようと考えているだろう。斑目さんと咲さんを告白させようとした時に邪な笑みを浮かべていたのだから、斑目さんの気持ちを読み取るだけ読み取って、店に引っ張っては……。

そうなるとスーはどうなるんだろうか? スー自身は否定しているけど、脈はアリだと思う。

なにせスーが繰り出すネタを返せるし、斑目さんもガンダムから名言を引っ張ってきている。

恵子とアンジェラに比べると身体のスペックは非常に劣っているけど(恵子ですら胸がある)、しっかりしているところがあるし。可能性としては十分ありだろう。斑目さんはロリ好きだって皆にバレてるし。

来月はスーが斑目さんの部屋に。果たして斑目さんはどうなる? そしてスーは何を話す?

アニメもクライマックス間近だけど、ヘタすれば原作もそろそろクライマックスの予感が……!

謝辞

今回の記事を書く上で、先刻さんの記事を一部参考にさせていただきましたm(__)m。
俺之脳髄(オレズイ) – げんしけん二代目感想92話(ネタバレあり)

追記

第15巻についてくるOVAでは、第1期で全くアニメ化されていなかった第7巻~第9巻のエピソードから成田山参詣の話が登場するとのこと。

7巻~9巻のエピソードと、原作の『RED(face)KING』以降のエピソードはアニメ完結までこういう形でリリースされるのだろうかちょっと不安だけど、6月の時点で既に注文済みの自分には抜かりなし! たとえTV版の売上が芳しくなくとも、単行本+OADならばコアなファン(自分のような)は間違いなく買うでしょう、否! 買うに決まっているでしょうが!!

げんしけん 二代目の六(15) (アフタヌーンKC)
木尾 士目
講談社 (2013-12-20)